ビスマス結晶の作り方【安全編】

ビスマス結晶を手に入れるまでの作業を5ステップにまとめてみました。各項目ごとに記事にしていますので、ぜひご覧ください。

ビスマス結晶を手に入れるまでの5ステップ

この記事ではstep1「安全について」説明していきます

この記事を読むと

ビスマス結晶を作るための心構えができます

こんな方に読んでほしい

ビスマス結晶を作ってみたいと思っている方

ビスマス結晶づくりの前に

どうもtommy（トミー）です。皆さん早くビスマス結晶を作りたいですよね。でも、気をつけて欲しいことがありますので、道具をそろえる、結晶を作製する前にこの記事の最後まで、目を通してください。

まずは「安全第一」というこで安全についてのお話。ちなみに安全第一には続きがあることを知っていますか？「品質第二」「生産第三」だそうです。

生産現場から生まれた格言だけあって、ビスマス結晶づくりに通じるものがありますね。

インターネットで「ビスマス結晶　作り方」と調べると「簡単に作れる」という文言をよく目にします。実際にYouTubeで動画を見ても【加熱→放置→採取】という流れで紹介されていたりして、手軽に作れそうな印象を受けますよね。

作業自体は確かに単純で難しいことではありません。しかし、安全か？と言われると全くそんなことはありません。

皆さんは融けた金属を実際に見たことがありますか？身近にあるものとしてはハンダでしょうか？ただ、融かす量が全然違います。

まず、とても熱いです。そして、かなり重いです。金属なので当たり前ですが、液体なので錯覚してしまうようですね。万が一、容器をひっくり返しでもしたら…想像したくありません。

簡単な作業だからと過信せず、常に緊張感をもって作業に当たりましょう。

ビスマス結晶作製時に守って欲しいことをピックアップしました。自分の身は自分で守りましょう！また、お子さんの安全を守るのは保護者の方の責任です。危険性をよく伝えてくださいね。

インターネットを使えば情報があふれていて、簡単に調べ物ができます。誰でも動画や写真をアップできるようになりました。

情報をうのみにし、そのまま真似をして作業するのではなく、「何が危険で、何が安全か」自分で判断することが非常に重要だと考えます。

ビスマス結晶を安全に作るための3か条

片手しか軍手をしていない、半袖を着て作業している、保護眼鏡をしていない、お子さんが近くで作業を見ているのに保護具を着用させていない、等々どれも非常に危険です。

上記の例はSNSやYouTube、インターネットのサイトで実際に見られたものです。中には完全に素手で作業をしている方もいました。

融けた金属を扱うことがどれほど危険か、実際に作業してみればわかると思います。けがをしてからでは遅いので、必ず保護具を着用しましょう。

保護具については別の記事がありますので、ぜひ参考にしてみてください。

ビスマス結晶作りは意外と場所を取ります。作業場所からちょっと道具がはみ出ているだけでも、何かの拍子に引っ掛けてビスマスの融液をこぼしてしまう可能性もあります。

また、作業しようとしている場所に不要なものがあると、作業中に倒してしまう恐れがあるので、邪魔にならないようにあらかじめ片付けておきましょう。

特に初めて作業する際は慣れないことをするわけで、YouTubeやインターネットのサイトを参考にしながら作業することになると思います。

記事や動画を見ながら作業するのではなく、事前に最後までしっかり確認して自分でよく噛み砕いてから作業に当たりましょう。

特にビスマス結晶を取り出す際は手際よく作業をすすめないと、どんどん冷えて固まってしまい取り出せなくなってしまいます。また、うっかりすると拾い上げるための道具がくっついて固まってしまい外れなくなる場合もあります。

時間的余裕がなくなってきたり、想定外のことが発生すると焦って判断力が鈍ってしまい、大きな事故につながりかねません。

固まってしまっても再び融かせばやり直すことができます。やり直しができるという事実を頭の片隅に入れておくだけで心に余裕が生まれ、集中力のUPにつながると思います。

最後まで読んでいただきありがとうございます。なんだかお説教みたいな文章になってしまいましたね。。。

ただ、作り方を紹介する以上、安全に関しては避けて通れない内容だと考えます。皆さんに「ビスマス結晶づくりの楽しさを知ってもらいたい。」と同時に「けがをしてほしくない。」そんな私の思いを伝えたく、一つの記事とさせていただきました。

けがをしてしまって、本来楽しい思い出になるはずが、悲しい思い出にならないように注意しながら安全に配慮してビスマス結晶作りを楽しみましょう！