ビスマス結晶の作り方【制作編 ~初級~ 】

ビスマス結晶の作り方
ビスマス結晶を手に入れるまでの5ステップ

ビスマスビギナー
ビスマスビギナー

道具もそろったし、準備もできた!

tommy
tommy

ついに結晶が作れるね!

tommy
tommy

ビスマス結晶の作り方を方法ごとに3回に分けて紹介するよ。

今回の「初級編」はすべての基本となるので、ぜひ試してみてね。

この記事では表面にできた結晶をつまみ上げる方法を紹介します。融かす量が1~2㎏程度ですとあまり大きな結晶はできないかもしれませんが、ビスマス結晶採取の基本となる方法ですので、ぜひチャレンジしてください。

大量のビスマスと大きな容器を使用すれば100gを超えるような結晶の採取も可能です。

1~2㎏程度のビスマスを使用するのであれば、この後に紹介する「中級編」「上級編」のほうがより満足度の高い結晶を得られると思います。しかし、より危険で難度の高い融けたビスマスを流しだす方法となりますので、まずはこの初級編でビスマスの取り扱いに慣れてください。

この記事を読むと

ビスマス結晶づくりの基本がわかります。

こんな方に読んでほしい

ビスマス結晶を初めて作ろうとしている方。

作業の前に

 注意事項

これ以降の作業を行う際には必ず保護具を着用してください。

私が紹介した道具・方法にて作業を行って傷害を負っても責任は負いかねますので、安全には十分注意し、最終的にはご自身の判断でビスマス結晶づくりをしてください。

ビスマスを融かすには約270℃という高温が必要になります。油で揚げ物を行うよりもはるかに危険と考えてください。安全と保護具に関する記事をまだ読まれていない方は必ず目を通してから作業を行ってくださいね。

さっそく作ってみよう!

ビスマス結晶を融かす

注意

融けたビスマスの中に水や汗が入るとビスマスがはじけ飛んで非常に危険です。注意しながら作業を進めてください。

まずプリンカップ一つとビスマス1~2㎏を用意します。今回は、道具編でも紹介した180mlのプリンカップを使います。プリンカップにビスマスを入れていきましょう。プリンカップからはみ出ない程度に入れてください。

ビスマスを入れ終わったらコンロにプリンカップを乗せ、加熱します。融けると隙間が埋まってかさが減るので、少しずつペンチを使って追加していきましょう。あふれると危険なので、融かす量は多くても容器の8割程度にしてください。

途中でビスマスを追加する際はペンチを使って静かに入れ、融けたビスマスが跳ねないように注意しましょう。

ビスマスが完全に溶けたら加熱を止めます。表面に酸化被膜が浮いているので、ヘラやスプーンで端に寄せ、すくい取りましょう。

すくっているそばから酸化被膜が形成されますが、加熱を止めた後に1度除去すれば十分です。

結晶を成長させる

加熱を止めて放置していると徐々に融けたビスマスが固まり始めます。下の写真で少し黒っぽくなっている場所が固まり始めている部分です。

さらに放置したのが次の写真です。黒い部分が大きくなっているのが分かるでしょうか?このように冷える過程で結晶がカップの底に向かって成長していきます。

大きい結晶をつくろうと欲張って放置しすぎると固まって取れなくなってしまうので、気を付けましょう。

結晶をつまみ上げる

ある程度黒い部分が大きくなったら結晶をつまみ上げてみましょう!うまくいけば裏側に結晶が成長しているはずです。

ペンチを使用し、黒くなっている部分を挟んでつまみ上げます。融けたビスマスがしずくとなって垂れますので、注意してください。

この方法では金色、紫、青色の結晶ができます。黄色やピンク、緑色が欲しい方は中級編、上級編をご覧ください。

こちらがつまみ上げて採取した結晶になります。つまんだペンチに固着しますので、火傷に注意しながら取り外しましょう。

おそらく何か所か結晶が成長している箇所があると思うので、すべて拾い上げましょう。「サイズが小さい」「形が好みでない」など気に入らなければ、再度融かしてチャレンジすることができます。ただ、少しずつ量が減り、結晶性も落ちてゆくのでご注意ください。

融かすビスマスの量が少ないとこの方法ではあまり大きな結晶を得られません。ある程度大きな結晶が欲しい方は少し危険度が上がりますが、上級編を参考にしてください。

まとめ

POINT
  • ビスマス結晶づくりの基本となる結晶をつまみ上げる方法です。
  • 溶かしなおすことで再度結晶の採取が可能です。
  • できる色は主に金、紫、青となります。

お好みの結晶はできたでしょうか?物足りないという方は次の中級編、上級編をご覧ください。

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